ウェンガー レフトハンダー

karo_jp2004-08-03

左利き用ツール専門店、左機器.com http://www.hidarikiki.com/

普通の右利きの人は全然意識しないかもしれないが、いろいろ世の中は右利き用に出来ていて、マイノリティの左利き人はいろいろ不便しているのだ。

いや左利き人が不便しているといっても、実は生まれたときから周りが右利き用に出来ているので、あまり意識することがなかったりする。右利き用にできていて、左手では使いにくい道具があっても、ああ、そういうものなのね、と納得してしまうから。

例えば、缶切り。

普通、右手に缶切りを持って、左手で缶を押さえ、缶を反時計周りに回す感じで缶切りを引いて開けるけど、左利きの場合は缶切りを「押して」開けるのだ。

右利きの人が左手に缶きりを持って開けようとしても、なれないとちゃんと力が入らなくて開けづらいのだけど、左利き人はそれがアタリマエでなれちゃっているので普通に出来る。
はさみなんかも、実は右利き用に出来ているらしく、右利きの人が左手ではさみを持って紙を切ろうとしても、うまく切れなかったりするらしい。

で、大抵の右利き用道具は、工夫すれば普通に左手で使えるのだけど、昔からどうしても使えない道具があった。
それは、スイスアーミーナイフなんかについている、片刃式の缶きりだった。

初めてこの道具に出会ったときは、なんで缶が開けれないのだろう?ととても悩んだ。物凄いテクニックが必要な道具なんだ、と、ずっと思っていた。

真実を知ったのは、つい数年前。
かくも世の中は右利き用にできていて、実は左利きには使いにくい道具がたくさんあるんだ、と知ったのも、つい数年前。
そして、世の中には左利き専用の道具もあるんだ、ということを知った。

そして左利き専用のアーミーナイフの存在を知り、すっかり嬉しくなって通販で衝動買い。いや、東急ハンズとか石井スポーツとかで探したけど無かったから通販なんだけど。

もちろん、缶切りは、ナイフが送られてきて最初に試してみた。

ほとんど何の苦労もなく、普通に缶が開けられる。

その感動は、この数年来5指に含まれる出来事であったことは間違いない。