積み木崩し

 息子は積みあがったものを崩すのが大好き。


 困ったことに、それが人がつんだものであろうが、お構いなし。
 保育園でも、園児が数人がかりで一生懸命積み上げたナントカっていうおもちゃを、うちの息子がニコニコしながら近づいていって一撃のもとに瓦礫の山としてしまうという、結構困った事をしてしまっているらしい。

 最近も同様の事があり、普段はそんなに怒らなかった園児たちも、今回はよっぽどの傑作ができていたのか。普段息子と仲のいいおんなのこたちも、「もう、○○くん、しらない。みんな、あっちいってやろう!」と、息子をハブにしたらしい。みんなでがんばった努力の結果を、ただ単に「くずしたい」というわがままから壊したのだから、ハブにされて当然だとは思うが、今までなかったその仕打ちが息子にはよっぽどこたえたらしい。


 聞くところによると、この事件と後、保母さんの胸に顔をうずめてしばらく泣きはらしていた、とのこと。
 一人で隅っこで泣く、なんてしないところが、甘え上手というかずうずうしいというか。案外うまくやっていける子なのかもしれない。