馴染む

 某所のショッピングセンターで夏物衣類や行楽用品、趣味のペーパークラフト用品なんかを買い込んだ後、キャンプアイテムを回収しに妻の実家に向かう。狭いわが家を考慮してくれたのか、倉庫に置いていっていいわよ、というばあちゃんの言葉に甘えているのだ。


 夕食時の微妙な時間帯だったが、アイテムを回収したあとに食事に寄ろうと訪れた妻の実家、ちょうどばあちゃんたちは夕食の時間だった。ちょっと悪い時間にきちゃったな、と、キャンプ用品を回収していると、気がつけば息子が見当たらない。さて、どこに行ったものか、と、リビングに行ってみれば、まるで最初から居たかのごとく、ちょこんとリビングの椅子に鎮座する息子。何故か息子専用の箸まで持ち、2つ3つ並べられたお皿をつついている。


 息子も含めてちょうど4人になったということもあるが、そのなじみ感、最初から居たよ感には正直とっても驚いた。というか、恥ずかしいというか、そこに座ってごはんをいただくのがまるで当たり前のように振舞っている息子。ばあちゃんは、いいわよ、きにしないで、と言ってはくれるのだが・・・

 
 アイテム回収後、ほら帰るよ、ごはんたべに行くよ、と、息子に言えば、「じゃあねー、ばいばい。またねー」といわれてしまう。席を離れようとしないので、仕方なく息子をばあちゃんに預け、両親は近所に食事におでかけ。


ただまぁ、そのおかげで、ずいぶん久しぶりに夫婦二人の食事が楽しめた。
食事はメキシカンのエルトリート。フレッシュガッカモーレなどなど、大変おいしく頂きました。