一周年記念


 ちょうど一年前、手術の前に訪れて、「一年後生きていたらまた来よう」と、約束していた吹割の滝に、めでたく再訪することができた。
http://d.hatena.ne.jp/karo_jp/20050723


 一年前に比べると早起きになり、10時ころには出発し、昼ころには滝に到着。昼飯どうしようかね、と、滝に向かうも、近頃の豪雨の為に滝横の遊歩道が半分通行止め。確かにものすごい水量で、滝がなくなってしまっている。去年写真を撮った場所も、完全に水没。近寄ることすらできない。去年と同じレイアウトで写真を撮ろうと思っていたのだが残念。


 観瀑後、ふらふらとお土産屋に立ち寄り、小玉スイカ、山芋などの農産物を購入。小さめの山芋だが100円は安い。
レタス、20円。東京は葉モノ今高いんだけどな。大根、30円。生協で注文したばっかりだ。残念。


 その後、車に戻る道すがら、「冷やしトマトどうだい?」とおばあちゃんに呼び止められる。
「冷やしトマト1個50円」と、書かれている。
5個くらい渡してくるので、じゃ、一個ください、というと、いいよいいよ、全部もってって。と、気前がいい。
なかなかおいしいトマトで、息子は大喜びでかぶり付き。おなかが空いていたというのもあったと思うが、まるまる2個をペロリと食べ、さらにもっと欲しがったが、さすがに食べすぎでおなかを壊すといけないのでとめておいた。


 おばあちゃんによると、自家製のトマトなのだが、たくさんできて農協におろして、それでもまだたくさんあるのでこうして店頭で売っているとのこと。しかし、そんなにたくさん売れるわけでもなく、ほおっておいても悪くなってしまうので、だったらたくさん食べていって欲しい、ということだった。「このトマトは千葉のトマト組合の人も、千葉の土地ではこの味は出せない、と、驚いていた」トマトとのことだが、確かに最近食べたトマトの中ではうまいトマトだった。最近はガソリンも高くて観光客が少なくて、と、嘆くおばあちゃん。お友達にうちの店宣伝してね、と言われたのでこの場で宣伝しておこう。吹割の滝ちかくのおばあちゃんのなんたら、ってお店です。有料駐車場の隣に無料の駐車場用意してまってるので、ぜひ着てね、トマトサービスするよ。だそうです。


 観瀑終了後、なぜか息子が「あっち」と指さす日光方面に車を進める。まだそんなに暗くないから明るいうちにいろは坂を抜けられるだろう、と、車を進めていると、「さくらんぼ狩り」ののぼりを発見。思わずハンドルを切ってたどり着いたさくらんぼ農園は、15分2000円、と、結構タイトな条件だったが、高級品種を含む、7種くらいのさくらんぼがたわわに実る、まるで桃源郷、いや、桜桃源郷ともいえるべきすばらしいさくらんぼ園だった。15分という時間は決して短くはなく、もうおなかいっぱい、ご馳走様、と言うくらいのさくらんぼをいただく事ができた。妻も息子も私もかなり満足度が高く、来年また来よう、と心に誓う。


さくらんぼ狩りの後は日光に向かいひた走り。そういえば昼飯を食っていないが、滝で食べたとうもろこし、きゅうりの浅漬け、トマト、そしてさくらんぼでとてもおなかがいっぱい。植物ばかりでなんかしあわせな満腹感。途中の土産屋でたくさん見かけたのは、「大根無料!持って行って下さい」という看板。大根採れすぎなのか?


いろは坂は霧に包まれていたが、なんとか明るいうちに抜けることができ、日光-宇都宮-東北自動車道経由で帰宅。


一周年記念は充実のドライブだった。
二周年記念もあることを祈ろう。