おっはよー

 息子が通っている保育園では、13時過ぎ〜15時くらいまでは、お昼寝の時間となっている。


 なんらかの理由で保育園をお休みしたときも、この時間帯にお昼寝をさせようとしているのだが、みんな一緒に寝る保育園と違って、うちに居るときは寝るのは息子一人、気になるおもちゃもいろいろあるし、で、なかなか寝ようとしない。


 この時間にちゃんとお昼寝をしないと、結局変な時間に寝始め、晩御飯の時間に寝ちゃってるとか、夜中に置き出してごそごそとかなってしまう。そして朝ちゃんと起きれなくて保育園遅刻ってことになっちゃうので、お昼過ぎに寝かしつけるのは重要なことなのだ。だから寝かしつける側も一生懸命。寝かせようとする母と寝ようとしない息子の攻防戦だ。


そんなことで、ちゃんと寝ない子は悪い子だよ!悪い子はばちゃんちに行けないよ!花火も見に行けないよ!とか叱ったりするのだが、叱られた息子は、「○○(息子の名前)、いいこ!」と言いながらベッドルームに行ってその場を逃れ、「いい子」であることを演出する。そしてベッドルームでなにやらごそごそひとしきり15分くらい遊んだあとに、


「おっはよー」


と、満面の笑みを浮かべてベッドルームから出てくる。
ほら、ぼく、ちゃんとねたでしょ、と、顔に書いてあるのだが、一体全体、いつのまにこんな悪知恵を身につけたのだろうか。

困ったものである。