今までで一番xxモノ

 息子が楽しめそうな遊具のある公園をググる。本日の候補は2箇所、さて、近いほうにいこう、と、思っていたが、諸般の事情で家を出るのが12時近くとなり、さらに途中ガストが思いも寄らず混んでいた為、時刻は1時半を回る。


 最初の目的地は、入場料がかかってしかも5時閉園なので今回はやめよう、と、次点だった埼玉の大崎公園に目的地変更。大崎公園は駐車場も入園料もかからずうれしい公園、まぁ、遊具は可もなく不可もなく。サイクルモノレールとバッテリーカーなんていうちょっとした遊園施設があるのがちょっと不思議。

 
 帰りに買い物していこうか、と、以前外環を走ってた時気になったジャスコに言って見る事に。目的地は戸田。美女木インターの近く。


 大崎公園には自販機さえも一切無く、のどが渇いていたのでお茶でも、と、戸田ジャスコのフードコートに。随分たくさんの店があるフードコート。とても充実している。さて、どの店で頼むか、と、ぶらぶら探し、結局、「台湾デザートの店」だかなんだか、タピオカ入りドリンクを出している店で注文することにした。


 そして遭遇した一つの悲劇。


 「ブルーバナナQQ」というドリンク。バナナ味なら息子も喜ぶだろう、と、注文してしまった、タピオカ入りのドリンク。


 しかし、その青い液体は、この世にこんな不味いドリンクがあっただろうか、という代物だった。


その不味さは、一体堂表現したらよいのだろう。
こいつに遭遇する以前、いままで一番マズいドリンクといえば、「カロリーメイトミルク味」だった。発売当時、それは、仲間の間で罰ゲームにさえなっていた。罰ゲームを食らうと仕方なく1本飲み干し、自らの意思で飲み干すことは絶対ないだろう、と、いう味だった。


 今回遭遇したそれは、カロリーメイトをはるかに凌駕する。
 あまいもの好き、あまい飲み物好きの息子がひとくち吸って渋い顔をする。どうしたの?のど乾いてるんじゃないの?と、ストローを口に持っていくとイヤイヤと首を横に振る。
どんな味なんだろう、と、飲んでみると・・・

いや、もう思い出したくも無い、というか、脳が味を記憶することを拒否したんだろうか、思い出すことも出来ない。思い出そうとすると気分が悪くなってくる。そうか、体に変調をきたさない為の自重作用か。


 それぐらい、表現不能なくらい、不味い。というか、飲み物じゃない。
 色も良く考えれば、水色の絵の具を溶いたような色合いで自然界に存在しない食物じゃないか。味も絵の具の味がする気がしてきた。絵の具水飲んだことないけど。


 自分でひとくち、妻が一口。


 そして残りはすべて、「飲み残しはこちら」へと吸い込まれていった。
 食べ物に関しては「もったいない」「だされたものはみなたべる」が心情の我々としては驚くべき出来事。


 今までの人生の中で口に入ったものの中で、一番不味い物体だった。
 今後の人生のなかで、これを超えるものには恐らく遭遇しないであろう。というか、遭遇しないで欲しい。