共働き夫婦の"家族の食卓" ( SPA! 3/2号 )

 夫婦共働きの石橋さん(仮名)は、夫の帰りが遅いときには必ず家族でファミレスに行く、という。外食な家族は石橋さんたちだけでは無いらしく、金曜日ともなるとデニーズには子供づれであふれかえっているらしい。

 ファミレスはウチでもよく利用したりする。周りを見渡せば確かに子連れが多い。核家族化が進む今、2,3人分の夕食を用意するよりはファミレスで済ませた方が安上がりだし、お子様ランチなんかは見た目派手で子供も喜ぶのだろう。

 安くておいしいファミリーレストラン、お子様も大喜び。なのはいいのだが、、問題はやっぱりメニューの偏りとか、味付けとか。ファミレスなんかは、どうしても出会いの一口のインパクトを強めるために、グルタミン酸ナトリウムたっぷりの濃い目の味付けになってる。そして、食べたその場の満足感が高いこってり料理が多い。

 ファミレスやコンビニ飯ばかり食べている人は、逆に化学調味料が入って無いとまずい、と感じてしまう舌になってしまうんだろうね。それはとてもかわいそうなこと。何も調味料を加えない、根菜のスープのおいしさとか、そういうものがおいしいと感じられなくなってしまうんだもの。

 で、さてさて、ところで、ファミレスという存在の第一目的は何でしょう?

 答えは、"お金をもうけること"

 お金をもうけて株主の皆様に還元することが第一前提で、食べる人の健康とかは二の次。そういう軸上に存在するモノだから仕方ないといえば仕方ないのだけれども、"家庭の味"との最大の違いは、その食する人の健康と幸せを第一に考えているか、ということに尽きるでしょう。・・いや、そうじゃない家庭もあるかもしれないけどとりあえずおいといて。。

 夫婦共働きで一杯稼いで外食三昧もいいけど。。
 そうして日本人の平均寿命は縮まっていくのでしょう。