多摩テック

 ゴーカートの楽しい遊園地として46年間運営されていた「多摩テック」が、今年9月一杯を以って閉鎖となることが決定した。自分で運転できる乗り物の多かった多摩テックは、ただ単に乗るだけの乗り物が設置された他の遊園地とは一線を画する遊園地として、子供のころの憧れの遊園地でもあった。


 子供のころ、憧れてはいても、家庭の事情で来ることのできなかった多摩テック。自分が親となり訪れるのは今日が2回目である。前回は4年ほど前だっただろうか。息子も小さく、乗れない乗り物が多かった気がする。そんな感傷に浸りつつ、車は11時過ぎには現地に到着、まずは、併設の温浴施設内にある本格中華料理屋で昼食を頂く。


 そしてたまたま訪れたこの中華料理屋「楼蘭」、初めての利用だったのだが、かなり「アタリ」のレストランだった。レストランのWebサイトで謳われている「目利きの料理人が仕入れる国内産の新鮮な野菜、魚介類などを素材に、手間を惜しまず仕込み、一流の技で至極の一皿に仕上げています」というコトバに嘘はない。素材の味がよく出ている野菜スープ、野菜と肉の蒸籠蒸し、黒糖の杏仁もデザートに付くランチコースは1680円。満足感からすると大変安く感じられる。9月末でなくなってしまうのがとても惜しい。いまさらながら、もっと来てればよかった。


 食事を堪能し、昼過ぎに園内へ移動。エアコン設備の無い観覧車・・・昔は当たり前だったが、最近の観覧車はエアコン常備で快適なのである。体は贅沢に慣れていく・・・でサウナと遠景を楽しみ、タイムアタックのゴーカートを大人げなく必死に走る。タイムアタックゴーカートは小学生3年生以上から。息子は永遠に乗る機会を失ったという事実がなんだか悲しい。


 そんな2年生の息子が一番喜んで楽しんだのは、4年前同様にボールプールだった。なんと進歩のない。。。1回5分の入れ替え制で、何度もなんども、都合2,3時間入り浸り。自分も妻もその様子をずっと見ていたのでなんでも乗れるパスポートチケットがほとんど無駄になってしまったが、のんびりできたのでよしとする。


http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/090731/sty0907311758002-n1.htm