納骨式

 祖父の納骨式を執り行う。


 祖父が人生の間際に心と精神の拠り所とした教会から、たくさんの"兄弟"が参列してくれた。
こうして、人々の心に残る事によって、故人は永遠の生を得る。


 無神論者であった祖父も、人生の最後になって彼自身の信仰に出会うことができた。祈りをささげることにより、末期肺がんの苦しみが軽くなる、と、祖父は語った。主・イエスの御側に居ることを感じられられた、と、いう。信じることにより、苦しみから解放される。そして、送り出してくれる兄弟も得ることができた。


 私自身は「宗教」がダイキライでもちろん無宗教なんだけれども、幸せな祖父の末期を見る限りにおいては、信仰のありがたみを感じることができた。