6万5千

 朝、妻と一緒に病院にいく。ばあちゃんによると、朝食後に鼻血とのこと。血小板値が下がってきたからだろうか。


 本日は血液検査前から、精密検査を見越して点滴の針が刺される。
 血液検査の結果は65000、昨日に比べると微増。精密検査は回避され、またまた「様子見」に移行で点滴の針は撤去。しかし、安静ということで、プレイルームの禁止令が出てしまった。


 「プレイルーム、行く!」といって聞かない息子になんて説明すればいいのか、「血小板の数字が10より小さいとダメなの。今6だから、10超えたら行こうね」と一応は説明するものの、やっぱりわかってくれない。騒ぐ息子をなんとかプレイ・ドー粘土でごまかす。ばあちゃんありがとう、役に立ってます。


 夕方、再び病室を訪れ、一緒に夕食。
 帰りしな、「父ちゃん、寝て。とうちゃん、帰らない」と、なみだ目で引きとめようとする息子。後ろ髪引かれるが、付き添いは一人と決められている。しかし、ほら、これあげるから、と、隠し持っていたメロンパンを渡したらあっさりと開放してくれた。父ちゃんよりもメロンパンがいいですか。そうですか。