夏祭り

 水曜に息子の看病をしたときに貰ってしまったらしく、朝から激しい発熱で、幻覚系の意識混濁状態。これはいかんなぁ、と、エアコンを切った部屋で布団にもぐりこみ、保温発汗で体内の免疫系を支援。


 しかし、水曜の状態とはうってかわって元気ハツラツ!の息子は、とうちゃんが寝ることを許してくれない。どこで覚えたんだか、とうちゃん、おきる、といいながらキスしてきたり、添い寝して足をおなかの上に乗っけてきたり、とても寝ていられる状態ではない。


 とうとう見かねた妻が、助け舟。息子を連れて二人で出かけてこようか?という提案をしてくれる。昔息子が通っていた施設で夏祭りイベントをやっているらしい。ただ、そこへ行くにはバスを2本乗り継いでいかなければならない。それに妻もそれほど体調がよいというわけではないので、最初は遠慮していたが、益々激しくなる発熱に、結局お出かけをお願いすることにした。


 息子を連れ出してくれたおかげで2時間くらい眠れただろうか。たくさんの汗をかき、体調も少しよくなってきた。

 
 さて、ここでちょっと体調がよくなってきたのでじゃあ自分も出かけるか、と、妻と息子を迎えに出てしまったのがいけなかった。妻と息子のお迎え後、ちょっと早い夕食を頂き、そのまま息子の希望のまま、遊びに出かけてしまった。


 結局、夜、家にたどり着いた頃には朝の状態とあまり変わらない状態まで戻ってしまっていた。