魔法の王国売ります!

魔法の王国売ります! (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 1)

魔法の王国売ります! (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 1)

 本棚に収まっているファンタジーを、久しぶりに読み返してみた。


 最愛の妻を事故で失い、生きる目標を持ち得ないで居たシカゴに住む弁護士。デパートのクリスマス商戦パンフレットに書いてあった「魔法の国売ります」に、目が留まり、最初は疑っていたその商品を購入、ファンタジーの世界に飲み込まれていく、といった話。はしょりすぎだけど。


 一度読んでいる為、最後のシカケがばれてしまっている部分は多少マイナスではあるが、今読み返しても結構読める良作。ファンタジーの体裁をとってはいるが、「逃げちゃダメだ」を教えてくれる道徳本なのかもしれない。あきらめない気持ちをおもいおこさせてくれたよ。