神宮花火大会

 当日になって神宮の花火大会に行こうか!と思い立つ。
 

 昼休みに会社を抜け出し、軟式球場当日券を買いに現地へ。
 千駄ヶ谷の駅からちょっと歩いた場所にチケット売り場発見、無事GET。
 しかし、焼けつくような日差しが遠慮なく直上から降り注ぎ、ほっとけば干物になりそうだ。
 しかも、こんなときに限って方向音痴機能が発動して駅への道を見誤る。素直に千駄ヶ谷から帰ればいいのに、大江戸線の駅なんか探すから・・・
 10分も歩行すると体中の水分が失せる。やっと発見した自販機でアクエリアスを購入し、5秒で飲み干せば、30秒ですべて汗となって流れ出すこの気温。昨日もだいぶ死んだ暑さだが、今日も昨日以上に死ぬんじゃないだろうか。


 そんな決死の覚悟で手に入れたチケットはしかし、一人1000円の価値があるかといえば非常に微妙。チケットで入場したからと言って席が確保されているわけではなく、遅く入ったものの宿命として家族全員が座れる隙間を見つけ出さねばならない。隙間はそう簡単に見つかるものでも無く、みなさんまんべんなく微妙に隙間を開けて座ってらっしゃる。そこにぼーっと突っ立てる係員よ、もっと考えて誘導しろい。もう軟式球場のチケットは買うもんかと、こころに誓う。


 何とか隙間に二人分の席を確保して3人を滑り込ませ、じっと膝を抱えて耐えて待つ。なんだかよくわからん芸人やら歌手やらが前座で歌ったり騒いだりしている。トリはなんだか有名な演歌歌手でボンダンスだか何だかって歌ってやがる。いいから早く花火あげれ。


 花火そのものは、各々の玉は小粒ながらもその連続性からずいぶん楽しむことができた。が、たぶんもういかないだろう。