さようなら交通博物館

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 秋葉原に来てから70年の歴史を持つ交通博物館が、今年2006年5月14日に閉館となる。


 その「さよなら交通博物館キャンペーン」の一環として行う、「旧万世橋駅遺構特別公開」というイベントに参加してきた。


 イベントと言っても、ある意味廃墟見学だけなのだが、普段入れないところに入れる、というだけで結構ワクワク。しかもこんな都心に今でも残っている廃墟、というのはシチュエーション的にかなり楽しい。



 遺構に侵入すると先ずガード下の一室の通される。既に廃墟の香り。ここでなんだかビデオ映像を見せられる。内容はすぐに忘れた。万世橋の歴史かなんかだったか。そんなのは同でもいい。廃墟を見せろ。


 映像が終ると、ガイドさんに案内されて先へ進む。廃墟感たっぷりの通路、階段。階段はは良くみると、ステップのカドに普通付いている滑り止め金具が外されている。噂によれば、第二次大戦中の金属供出で、軍に供出したらしい。そんなもんまでかき集めて戦って、負けるわけだよ太平洋戦争。



 階段を登れば、駅のホーム跡。しかし、地上に出るはずの階段出口は、急遽作りつけの部屋になっており、外に出れないようになっていた。ホームに出れないのはちょっと寂しいが、吹雪く雪の中、あんまり寒い思いをしないですんでよかったかもしれない。